【超簡単】焙煎の流れ(初心者向け)

前回までで色々とコーヒーの自家焙煎について紹介し、私が自家焙煎スタートの際に選んだのは「手鍋」だと書きました。

 

今回は分量の関係で駆け足になってしまった、焙煎の流れについてざっくりと書いていきたいと思います。

焙煎は生のコーヒー豆を加熱して、皆さんがよく知る茶色のコーヒー豆にしていく作業です。

道具は前回までに書いてきたとおりです。

場所についても、以下を参考にしてください。

(準備)

場所

・煙が出てもよい

チャフ(コーヒー豆の薄皮みたいなもの)が落ちても片づけやすい

モノ

・カセットコンロにボンベをセット!

・鍋と蓋

・コーヒー生豆(鍋の大きさにもよりますが100~150g前後がやりやすいのではないでしょうか。)

・ザル(煎った豆を鍋から移し冷却するため)

 

(具体的なやり方)

①火をつけて、やや弱めの中火程度をキープ(コンロにもよります)

②5~10秒に1度、鍋を振りシャカシャカと豆を攪拌させる

③豆の変化を眺めながらお好みのタイミングまで煎る

④ザルに出し冷却

 

たったこれだけです。

 

手鍋焙煎で確認することができる、焙煎の段階を説明していきます。

シャカシャカ鍋を振りながら

生豆はグリーンですが、熱していくとだんだんと豆の色などが変化していきます。

 

最初にくるイベントはイエロー(ゴールド)ポイントと呼ばれる時点です。

グリーンだった生豆がイエローに変化し、トーストが焼けたようなにおいがしてきます。

大体5分前後でこの変化が起こるように調整してください。

 

そのまま、火力を維持していると豆が茶色に変化していき、だんだんと濃くなってきます。

 

引き続き鍋を振っていると、パチッっと破裂音が鳴り始めます。

これが”1ハゼ”と呼ばれる現象で、コーヒー豆内部の水蒸気やガスが勢いよく外に放出されることで起こる現象です。

はじけるようなその音は大体1分~2分継続して起こります。

1ハゼは7分~8分の間にスタートするように調節するといいでしょう。

このあたりで煙が鍋の中に溜まってきますので、蓋を開けて煙を抜きつつ温度を下げます。さらにコンロの火も弱火にします。

※鍋の蓋をを開けすぎて温度が下がりすぎると2ハゼに行く火力がなくなりますので注意しましょう。

 

その後1ハゼの音が止みますが、このあたりで焙煎を止めたものがミディアムローストでしょうか。

蓋の開閉を止め、過熱を続けてしばらくすると小さいバチチっと連続音が聞こえてきます。

これが2ハゼです。この辺りがシティ、フルシティローストになります。

 

あとはお好みのタイミングで焙煎を終了してザルなどに出しで冷却を行います。

豆を高温のまま置いておくと見た目ではわからないですが、焙煎が進んでいます。

ですから素早く冷却を行ってください。

※鍋から出したばかりの豆は大変熱いので、ヤケドに注意してください。

 

焙煎した豆は2日後くらいから飲みごろになると考えます。そこから2週間。遅くとも1か月以内には飲み切りましょう。お好みによりますが。

 

簡単に説明するとコーヒー豆の焙煎は以上のとおりです。あとは皆さまのお好みに合わせて色々と調節してみてください。

考えて工夫して焙煎したコーヒーは格別ですよ。

 

それではまたの機会に…。