私のコーヒー体験【雑記②】~初心者への道しるべ?~
前回までで、スペシャルティコーヒーに興味を持ったところまでを書きました。
さて、その後はどうなったのか…
本当にコーヒーの入り口に立ったところなのでお恥ずかしい限りですが思い出として書いていこうと思います。
回り道したことを記事にすることでコーヒー初心者が深い森に迷い込むのを防ぐことができたら幸いです。
少し前後してしまいますが、最初に生豆を取り寄せて自分で焙煎した時点ではスペシャルティコーヒーの存在は名前を聞いたことがある程度でした。
それでも、生豆の品質がたまたま良いお店から取り寄せたためか非常に素晴らしいコーヒー体験をすることができました。
中深煎りくらいだったと記憶していますが、ストーンフルーツのような甘い香りが出せたことに感動しました。
その後、インターネット上の生豆販売サイトからいろいろと購入しては焙煎してみましたが、どうしても最初の素晴らしい香りがしないのです。
思い出補正もあるかもしれませんが、それにしても香りや味が違う…
※この頃には小型焙煎機を購入して使用していました。
i-think-about-coffeeee.hatenablog.com
まず最初に思ったのは焙煎がうまくできていないのではないかということでした。
そこで、焙煎に関する本を読みながらあれこれと試していました。
色々と失敗しながら焙煎の練習を行っていくなかで、大失敗というのはほぼ無かったんですが、逆に印象に残るほどの大成功も無くなったように思います。
次に生豆の品質に問題があるのではないかと考え始めます。
これに関しては今となっては正しい方向性だったんですが、当時は正解がわからない!と混乱しながら進んでいました。
と言うのも、その頃に使っていた生豆サイトはコマーシャルコーヒーを中心として手ごろなものを取り扱っているお店でした。
各国の品質グレードでは良いものなのに、なぜ・・・と今考えると恥ずかしいですが本気でそのように思っていました。
次の記事も続きを書いていきたいと思います。
それでは、また。
私のコーヒー体験【雑記】
さて、今日は自分の話をしてみようかと思います。
私のコーヒーに関する原初体験は最初の記事に少し書きました。
それでは、エスプレッソを少し齧った後、どのようにのめり込んで行ったかについてゆるゆると書いていきます。
私にとってコーヒー(広い意味では飲料や食事そのもの)は人生の中で最も重要度の高い娯楽の一つです。
より美味しいものが食べたくなりますし、飲みたくなります。そして…自分で作りたくなります…。
私にとってのコーヒーはもっぱらインスタントでした。
そもそもコーヒーの中でより美味しいものを求める意識があまりなかったのもあります。
どれも苦く、渋みがあり、飲んだ後口の中に何かが残る感覚がある。
”コーヒーとはそういうものだ”という意識がありました。
エスプレッソはその液体事態に甘みが強く出たり、コーヒーの風味もわかりやすいので好きになったんですが、どうやらドリップしたコーヒーにもとても良い風味があるものがあるらしいという事を知りました。
そしてそのころ、どうやら自分でコーヒーを焙煎できることも知りました。
今考えると、多分このころの時期が分水嶺だったと思います。
コーヒーに強く引かれるようにして、今風に言うと”沼”にハマっていきます。
そこから有名なコーヒー店に行くでもなく(近くに無いという地理的問題はありました)、なぜ最初にそう思ったかは今でも謎ですが、自家焙煎を試したいと思い立ちます。
いろいろと調べ、生豆を取り寄せて行った焙煎…今考えるとそんなに出来がよかったとは思えませんが、生豆が良かったのかとても素晴らしい風味を感じることができました。
今まで思っていたコーヒーとは違うコーヒーの存在に驚きました。
そこからスペシャルティコーヒーなるものの存在を知り、勉強をしていくことになりますが…
続きはまた。
コーヒーに興味が出てきたら…(初心者向け)
さて、今日は雑談といいますか徒然に思ったことを書いていこうかと思います。
コーヒーを好きになったら、皆さんはどのようにされるでしょうか?
カフェ巡り、自宅でハンドドリップetc...
SNSの時代ですから、Tweeterやinstagramなどで写真などを公開して楽しむこともですきますよね。
どれも素敵な楽しみ方だとおもいます。
私の場合、美味しい(と自分が思える)コーヒーは何故美味しいんだろうと疑問に思ったことが現在の自分につながっています。
コーヒーには色々な要素があります。
産地、品種、精製方法などたくさんの背景から作られた生豆が焙煎を経て手元に届きます。それを好みの方法で抽出して飲む。
これらの構成要素を大きく分けて
・生豆
・焙煎
・抽出
と分類している方は多くいると思います。
この辺りはまた書く機会があると思いますが、標題に戻りますと…
私の場合は上の2つが興味の中心でありました。
最初にとった方法は本を読むことです。コーヒーに詳しいかたの考え方をまとめた本は(玉石混交ですが)大変参考になります。
焙煎の仕組みも知りたかったのですぐに焙煎をしてみました。
また、たくさんのコーヒーを実際に飲んでみました。
自分の基礎となった知識を得つつ実践的な取り組みを行うと、一気にコーヒーの世界は広がります。
また最も大事なのは、他の人と話してみることです。
初心者同士だったとしても誰かと知識や経験を共有することで良い方向への力が大きくなることでしょう。
なので、コーヒーに詳しい方(お店の方などですね)と話すことは言わずもがなです。
繋がりがさらなる繋がりを生み、どんどん楽しい世界に引き込まれていくことでしょう。
皆さんがコーヒーを存分に楽しめる環境を見つけられることを祈っています。
それでは、また。
【超簡単】焙煎の流れ(初心者向け)
前回までで色々とコーヒーの自家焙煎について紹介し、私が自家焙煎スタートの際に選んだのは「手鍋」だと書きました。
今回は分量の関係で駆け足になってしまった、焙煎の流れについてざっくりと書いていきたいと思います。
焙煎は生のコーヒー豆を加熱して、皆さんがよく知る茶色のコーヒー豆にしていく作業です。
道具は前回までに書いてきたとおりです。
場所についても、以下を参考にしてください。
(準備)
場所
・煙が出てもよい
・チャフ(コーヒー豆の薄皮みたいなもの)が落ちても片づけやすい
モノ
・カセットコンロにボンベをセット!
・鍋と蓋
・コーヒー生豆(鍋の大きさにもよりますが100~150g前後がやりやすいのではないでしょうか。)
・ザル(煎った豆を鍋から移し冷却するため)
(具体的なやり方)
①火をつけて、やや弱めの中火程度をキープ(コンロにもよります)
②5~10秒に1度、鍋を振りシャカシャカと豆を攪拌させる
③豆の変化を眺めながらお好みのタイミングまで煎る
④ザルに出し冷却
たったこれだけです。
手鍋焙煎で確認することができる、焙煎の段階を説明していきます。
シャカシャカ鍋を振りながら
生豆はグリーンですが、熱していくとだんだんと豆の色などが変化していきます。
最初にくるイベントはイエロー(ゴールド)ポイントと呼ばれる時点です。
グリーンだった生豆がイエローに変化し、トーストが焼けたようなにおいがしてきます。
大体5分前後でこの変化が起こるように調整してください。
そのまま、火力を維持していると豆が茶色に変化していき、だんだんと濃くなってきます。
引き続き鍋を振っていると、パチッっと破裂音が鳴り始めます。
これが”1ハゼ”と呼ばれる現象で、コーヒー豆内部の水蒸気やガスが勢いよく外に放出されることで起こる現象です。
はじけるようなその音は大体1分~2分継続して起こります。
1ハゼは7分~8分の間にスタートするように調節するといいでしょう。
このあたりで煙が鍋の中に溜まってきますので、蓋を開けて煙を抜きつつ温度を下げます。さらにコンロの火も弱火にします。
※鍋の蓋をを開けすぎて温度が下がりすぎると2ハゼに行く火力がなくなりますので注意しましょう。
その後1ハゼの音が止みますが、このあたりで焙煎を止めたものがミディアムローストでしょうか。
蓋の開閉を止め、過熱を続けてしばらくすると小さいバチチっと連続音が聞こえてきます。
これが2ハゼです。この辺りがシティ、フルシティローストになります。
あとはお好みのタイミングで焙煎を終了してザルなどに出しで冷却を行います。
豆を高温のまま置いておくと見た目ではわからないですが、焙煎が進んでいます。
ですから素早く冷却を行ってください。
※鍋から出したばかりの豆は大変熱いので、ヤケドに注意してください。
焙煎した豆は2日後くらいから飲みごろになると考えます。そこから2週間。遅くとも1か月以内には飲み切りましょう。お好みによりますが。
簡単に説明するとコーヒー豆の焙煎は以上のとおりです。あとは皆さまのお好みに合わせて色々と調節してみてください。
考えて工夫して焙煎したコーヒーは格別ですよ。
それではまたの機会に…。
自家焙煎いろいろ③ 私の場合
前回までは自家焙煎についていろいろな方法や器具を紹介してきました。なかなか高額な商品も紹介してみましたので、ご自身に合ったものを見つけてくださったらいいなと思います。
さて肝心の自分のことなんですが、美味しく焙煎できれば楽しいんじゃないか、またちょっとお得に楽しめるのではないか。と当時考えていました。
そんな私が選んだのは「手鍋」です。
これもYoutubeで見つけた動画を参考にしたんですが(リンクを張りたいんですが許可を取っていないため検索してください。)、とても手軽に始められますので今回紹介してみたいと思います。
【用意するもの】
・手鍋(蓋つき、別売りで買ってもOK)
・コンロ(IHは安全装置が作動してしまうため、カセットコンロを用意)
・カセットボンベ
・生豆
お好きなサイトで探してきてください。
鍋にもよりますが、1回の焙煎につき100~150gくらいの間でご用意ください。
これだけ用意できればあとは簡単です。
鍋に豆を入れて中火程度で火にかけます。
そのまま数秒に一回鍋をシャカシャカと振ります。
するとだんだんと豆の色が変わってきます。
緑→黄→黄土色→薄茶色→茶色…とだんだん色が濃くなります。
そして、7~8分繰り返すと豆が「パチッ、パチッ」とはじけるような音が聞こえてきます。
これを1ハゼといいます。1ハゼを目安にどれくらい焙煎していくかはお好みです。
そのまま過熱し続けると2ハゼ「バチチ…」と連続した破裂音がします。ここまでくると深入りの目安と言えるでしょう。
このように非常に簡単に焙煎できます。
長くなったので、次で改めて方法について書いていきますね。
それでは、またの機会に。
自家焙煎いろいろ②
さて、前回は自家焙煎の方法と道具の一部を紹介していきました。
前回の記事の補足を書いておきますが、焙煎には温度が重要な要因になってきます。
その際に紹介したものの一部は温度計を使って、簡単ではありますが焙煎時の温度について知ることができます(しかし、手網焙煎では温度を測るのは改造が必要になるなど難しいです)。
それを踏まえて今回も紹介していきます。
・GENECAFE
次の焙煎機は温度や時間の調節を行うことができます。
また、電気が熱源なので火を扱うのが怖い方でも安心できますし、チャフは機械の中にたまる仕組みになっているので汚れることもありません。
機械音が大きいのでハゼ音が聞こえにくいのが欠点かもしれませんが、それ以外は安定して焙煎を行うことができます。
オススメ度:☆☆☆☆★
・kaldiフォーティスコーヒーロースター
こちらは業務用焙煎機の小型バージョンといった形です。
タイプにもよりますが、PCにUSBでつなぐだけで温度計から焙煎時の温度ログをとることができ、本格的な焙煎とその管理を行うことができます。
取り込む際のソフトは「artisan」というロギングソフトを使用することで焙煎ごとのデータも保存することができます。
熱源の管理が定量的にきちんと行うのであれば、お店の焙煎をある程度再現することも可能でしょう。
お値段は張りますが本格的に焙煎を行いたい方にはおすすめです。
オススメ度:☆☆☆☆☆
このように焙煎機にもいろいろありますので、自分に合うものを見つけることが第一歩ですね。
次回は私が実際に自家焙煎を始めたころのことを書いていこうと思います。
それではまた次の機会に。
自家焙煎いろいろ①
前回はラテアートの練習と並行して自家焙煎にもチャレンジしようとしていた事を書いていきました。
やりたいと思ったらすぐにやらないと気が済まないタイプなので、簡単な自家焙煎のやり方はないものかとYoutubeを閲覧していました。
方法について代表的なものについて挙げていきます。
・手網焙煎
下の写真のような手網にコーヒーの生豆を入れ、コンロの直火にかけます。そして豆を火で熱しながら焦げないように手網をしゃかしゃかと振り続けます。
焙煎は火力にもよりますが7~15分くらいはかかるので、その間ずっと手を振り続けるわけですから結構疲れると思います。
また、生豆の表面から薄皮(チャフ)が剥がれ落ちるのでコンロの周りは網から落ちたチャフだらけになります。
昔から自家焙煎入門の手法として紹介されたりしますが、ムラなく焼こうとした場合かなり苦労すると思います。
オススメ度:☆☆★★★
・手回し焙煎機
これも構造上は手網と同じですがハンドルをくるくる回しながら焙煎する分、手網よりムラになりにくいのかなと思います。
回転を自動化したものもあります。こちらは手で回すよりずいぶん楽にムラなくできるはずです。(リンクを確認していただいたら手回しを自動化したものが確認できます)
オススメ度:☆☆☆★★
紹介し始めるといろいろありますね。ここには書ききれない焙煎グッズがあります。
あえて単純化すると、コーヒー生豆に一定以上の熱を加えさえすればコーヒーの焙煎は行えます。
長くなりましたので続きはまたの機会に。