機材の入れ替え編

さて、前回までのお話でラテアートがある程度描けるようになるまでを書きました。

その際に端折りましたが、何度か機材の入れ替えを行っています。

 

始めたときは入門用のエスプレッソマシンとしてデロンギの家庭用のものを購入し、アクセサリー類についてもamazonの安いものを購入していました。

練習にはちょうど良いのですが、少しアートが描けないと機械のせいにしている時期もありました…。

 

そんな中、エスプレッソマシンについて調べていたある日私の心を鷲掴みにするものを見つけてしまいます。

これです…lapavoni professional…どうですかこのフォルム、クラシカルな雰囲気…控えめに言ってかっこいいです。

La pavoniはイタリアの老舗メーカーで抽出方法はなんと手動です。

画像にレバーのような部分があると思いますが、そこをグイっと引き下げることでエスプレッソが抽出されます。

また、ラテアートを描くための重要な要素としてスチームの強さが挙げられますが、デロンギのものよりも強力らしいことがわかっていました。

 

当時、このマシンで淹れたエスプレッソはさぞ美味しいだろうな、ラテはきれいに作れるんだろうなと考えていました。

 

しかし、国内の家電量販店などを確認すると結構なお値段…

安いお店を探したり、中古をオークションで調べたりする日々を過ごしていた中、とあることに気づきます。

個人輸入すれば安くすむのでは…」

※当時の私の感想です。個人輸入の場合費用が抑えられるのはメリットですが、トラブルがあった際の連絡や修理対応などが大変なので一概にオススメするものではありません。

 

リスクがあるのは承知していましたが、「エスプレッソマシンというものはそうそう壊れるものではない」とかそういった類を真に受け、安さと物欲に負けた私は人生で初めての個人輸入を行うことになります。

 

それでは、その話は次の機会に。

 

 

 

 

 

ラテアートあれこれ

前回までで、私がリーフを描けるようになるまでの過程を記事にしました。

実際にはかなり練習しましたし、心が折れかけたこともありました…。

 

あと、迷い込みやすい迷路に入って行ってた感があります。

どういう事かというと…

エスプレッソの抽出が安定しない。

豆が変わるとクレマが出なかったり、味がおかしいと感じることも。

この辺りは、エスプレッソの抽出について学ぶ→ラテアートの練習と進んでいれば防げた回り道だったかなと思います(とは言えモチベーションとの兼ね合いもあるので何とも言えない部分もあります)。

 

②ミルクスチーミングが正しいかわからない

これも客観的な評価がないために”本当にこれでいいのか”がわからなくなってしまう現象だと思います。

ミルクは浮くけどうまく流れないのはミルクに原因があるのか注ぎに原因があるのかわからない、といった具合です。

 

③注ぎに関しても正解がわからない

以下同文です。

 

少ないながらも複数の要素があるために、どれを修正すればよいかというのが全く分かりませんでした。特にエスプレッソの抽出すら初めてレベルの初心者なのでなおさらです。

 

以前の記事に書いたように、お近くのラテアート教室やアルバイト先を見つけるなど人に見てもらえる環境に入るとかなり早道です。

 

また、これらがわからない事で待っているさらなる迷路があります。

 

”道具が悪いんじゃないか”です。

道具のせいにするんじゃない!と言われそうですが、人間わからなくなるとこんな風にも考えがちです。

また、実際に良い道具はとても大事で、多少値段が張ったとしても良いものを揃えておくと後々まで使えますし、結果的に安上がりです。

もちろん良い道具を使ったほうが上達も早いです。

 

私はこれに気付かず、というかここまで熱中することになるとは思わず、散財を繰り返してしまいます。

 

次回からはそんな話を書いていこうかとおもいます。

それではまたの機会に。

 

 

ラテアート練習編③

さてさて、前回はラテアート練習編②として、初めてエスプレッソマシンを導入してラテアート練習する初心者の方向けに書いていきました。

 

その続きとしてラテアート練習編③行ってみましょう。

 

今回は”注ぎ”です。

 

エスプレッソもクレマが出るように抽出でき、ミルクも適切にスチーミングできたとしましょう。

ラテ完成までの作業は極力素早く行ってください。

 

いよいよ注ぐわけですが、これが中々緊張します。

私も最初は手が震えたものです。また、ミルクをこぼす恐怖とも闘わなくてはなりません。

さらに、飲める量も限られているので一度にたくさん練習できません。

※オススメの練習方法についてはまた別記事にしたいと思います。

 

そんな諸要因を乗り越えて練習するわけですが

1.キャンバスづくり

クレマを壊さないようにラテアートの下地を作り、液量のかさ上げをします。

カップとピッチャーを離し、ミルクを高い位置からそっと注ぐ(10~20cmくらい)

 

2.ミルクを液面に浮かせる

ピッチャーの先端を液面に近づけてミルクを注ぐと、ミルクが浮いてきます。

 

まずはこの工程で、ミルクを液面に浮かせることを覚えます。

 

そこから、自分が描きたいアートを練習していくことになると思います。

 

最初はハートでしょうか。中央にミルクを浮かせ、ピッチャーを液面から離して真ん中をカットすれば完成です。

まずはそれで感覚をつかみました。

 

私の場合は次にリーフの練習をしました。

理由はリーフが描きたかったからです。このように、自分のモチベーションが保てる柄を練習するのがいいかなと思います。

 

 

リーフを描くにあたって、新たな要素が出てきます。

そう、”振り”です。

また同時に、ミルクを注ぐ速度も重要になってきます。

 

”振り”についてはピッチャーの先を意識して振るとバランスを取りにくく、流れるミルクが均一に左右に流れにくいように思います。

私としてはピッチャーの先端ではなく、前側の底を意識するといいと感じています。

あくまでも揺らすのはピッチャー内のミルク(しかも底)だという意識を持つとうまく振れるようになりました。

 

続いて流速です。

これも個人的には大事だと思っていて、一定の速度でミルクを流せるようにしてください。

途中で迷ってしまったり、描けてない気がして速度を緩めてしまいそうになりますが、常に一定の流速を保ってください。

 

これでリーフが描けるようになりましたね。(書き始めるとキリがないので、思い立ったらまた細かく記事にしようと思います)

 

それでは、また次の機会に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラテアート練習編②

前回ではラテアートの練習についてほんの少しだけ触れました。

今回は前回挙げたポイントについてそれぞれお話したいと思います。

 

①エスプレッソの抽出

”ラテアートに限って言えば”エスプレッソの抽出はそこまでハードルが高くありません。

ある程度クレマが立つ範囲に収めてしまえばアートは書きやすいです。

…ほとんどクレマが無くても描けてしまったりもします。

・適切な挽き目(エスプレッソ用極細挽き)

・適切な粉量

・適切な抽出時間

・適切な抽出量

このあたりを気にしていれば大丈夫です。

粉量と抽出液は1:2(例えば粉量20gに対して抽出液40g)で抽出時間は30秒。とかですかね。

このあたりは色々レシピがネットとか本にあると思いますのでそちらも調べられたらいいかなと思います。

 

エスプレッソの味も基本的に挽き目や粉量を微調整して行うんですが、そのあたりは好みもありますし、豆によっても違います。

これが正解!みたいなのはありません。聖杯はないのです。

 

エスプレッソの抽出についてはそのうち書こうかと思います。

 

続いてミルクのスチーミングです。

このようなミルクピッチャーを見たことがあるかと思います。

これに牛乳を入れ、エスプレッソマシンのスチームノズルから出る蒸気によって温めながら空気を入れる作業です。

 

チーミングについての動画や記事はかなりありますので、そちらのほうが直感的に理解できように思います。

 

流れは…

・ミルクにスチームノズルを(渦ができるように)中心よりややずらして入れてスチーム開始。

・スチームノズル先端をミルクの液面に付くか付かないところまで抜くことで空気を入れる(ドラえもんの足と地面の関係くらい僅かな距離感。チリチリッという音がします)。

・空気が入るとミルクの嵩が増えます。1.3倍くらいまで速やかに空気を入れたらあとはノズルを元の位置に戻して、ミルクを温めます。

・ピッチャーの底のあたりを手で触って、熱くて触れないくらいが55~60℃くらいなのでそこでスチームをやめます。

 

ピッチャーを軽く回してミルクの表面がピカピカになっていれば成功です。

 

次は注ぎですが…

長くなってしまいました、続きはまたの機会に。

ラテアートの練習編

さて、前回はラテアートとは何かという記事を簡単ではありますが書きました。
 
Youtubeの動画を見ながら、見よう見まねでエスプレッソを抽出してラテを作るという日々を過ごしていました。
ミルクピッチャーやタンパーといった小物はamazonで安いものを購入しました。
 
今考えてみると、ラテアートの動画ばかり見ていたので(と、同時にエスプレッソの抽出に関する動画についてはあまりアップされていなかったと記憶しています)ラテアートが人を惹きつける力って確かにあるんだと思います。
 
私が購入したマシンを実際に使ってきれいなラテアートを描いている方々がいて、自分は全然できないので、悔しい思いで練習していましたね…。
 
独学だったのでかなり遠回りしたと思います。
正直に言うと、早くきれいなアートを書きたい方はお近くでラテアート教室を探してみることをお勧めします。
最初のハートまではすぐにできたんですがそこからが長かった…。
 
綺麗なラテアートを描くためには
エスプレッソの抽出
・適切なミルクスチーミング
・注ぎ
を身に着ける必要があります。
 
Youtubeの動画などでもわかりやすいものがあり、それだけで出来る方もいらっしゃると思います。
しかし、行き詰ったら一人で悩まずどこか教えてくれる人を探しましょう。
 
さて、次回は具体的に行った練習についてゆるゆると書いていこうと思います。
 
それでは、またの機会に。

そもそもラテアートって?

前回エスプレッソマシンの導入についての記事を書き、ラテアートの練習を行って行く…と予告しましたが、そもそもラテアートって?というところから紹介したいと思います。

 

少々乱暴ですが、エスプレッソをとても濃いコーヒーだとして、それに温めたミルクを一定の割合で混ぜたものをカフェラテとかカプチーノとか言います。

 

皆さんもどこかで目にしたことがあるかもしれませんが、そのドリンクの液面にミルクで絵を描いたものがいわゆる”ラテアート”です。

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(参考画像:リーフのラテアート)

とても美しいですよね。

こんなのが描けたら楽しいだろうな、人に提供するときも喜んでもらえるだろうなと憧れました。

 

ラテアートには2種類あり、参考画像のように流れるミルクで液面にアートを描くフリーポアと細い針のようなものを使って模様や絵を描くエッチングがあります。

私がハマったのはフリーポアラテアートのほうです。

エスプレッソ抽出から描くまでの流れるような作業がかっこよく思えました。

 

フリーポアラテアートの絵にもさまざまなバリエーションがあり、挙げたらきりがないんですが、画像のリーフを描けるようになるのを目標に頑張っていましたね…。

 

この練習のためにエスプレッソを飲みすぎて体調を崩したり、牛乳を買い込んだりと”修業”に近かったな…独学で…。

 

正直言って、「これからラテアートしたい!」って方は、お近くでラテアート教室を探して実際に教えてもらったほうがいいと思います。

独学では気づかないこともたくさんあります。

筆者もある程度描けるようになってから教室に行ってみたんですが、最初から来ればよかったなと思ったものです…。

 

次回は…ラテアートの練習について書こうかな

 

それでは次の機会に。

 

 

 

 

 

 

初めてのエスプレッソマシン購入

っそっそさて、前回の記事で私とコーヒーの馴れ初めについて書きました。

そこから、いわゆる”コーヒー沼”に足を踏み入れていきます。

 

今思えば、なぜドリップからじゃなかったんだろうと不思議に思いますが、兎にも角にもエスプレッソマシンなるものを購入することに決めました。

(当時見ていたYoutube動画がラテアート関係のものが多かったからかなと思っています)

 

注)いわゆる一般的なコーヒーはドリップなどで淹れられたものです。エスプレッソとは非常に細かく挽いた豆に高気圧をかけて一気に抽出するものでトロッとした濃厚な液体になります。

 

とはいえ、エスプレッソマシンの知識などなかった私は、ネット検索でそれらしき記事を読んだりYoutubeの動画を閲覧するなどして自分に合ったマシンを探しました。

 

当時の私が条件として考えていたのは…

・ラテアートができる

・コンパクト

・購入しやすい値段

でした。

 

この条件から探し出したマシンがデロンギのEC221ブラック。

恐らく現在は終売となっており、amazon楽天にも中古品しかありませんでした。

(参考リンク:EC221B デロンギ エスプレッソ・カプチーノメーカー 製品情報

現行品で言うとECP3220J-BKくらいに当たると思います。

[rakuten:yamada-denki:10258850:detail]

 

コンパクトで扱いやすく、エスプレッソも簡単に抽出できます。

また、このマシンを実際に使ってラテアートを行う動画がYoutubeにアップロードされていたのも後押しになりました。

当時の値段で12,000円くらいだったように思います…曖昧ですが。

 

初めて自分の手で抽出したエスプレッソで作るカプチーノエスプレッソに温めた牛乳を加えたもの)は格別でした。

多分今考えると無茶苦茶な手順だったと思いますし、とてもぎこちなかったかと思いますが、とても思い出深く今でも覚えています。

 

そしてここからラテアートの練習に進んでいくことになります。

 

続きはまた次の機会に。